群馬 草津温泉 湯畑 yubatake,kusatsu,gunma

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日本三名泉の1つである草津温泉。草津の旅館や温泉施設は「源泉かけ流し」です。

自然湧出量は日本一で毎分約32,300リットル以上、

1日にドラム缶約23万本分もの温泉が湧き出しています。

その泉質は日本有数の酸性度で、雑菌などの殺菌作用は抜群です。

草津温泉のシンボルでもある温泉街の中心に位置する『湯畑』(ゆばたけ)は、

毎分約4000リットルの温泉が湧き出ています。

「湯畑」とは、温泉の源泉を地表や木製の樋に掛け流し、

温泉の成分である湯の花の採取や湯温を調節する施設のこと。

「湯畑」は湯の花の採取を実施している温泉地に多く存在しています。

また、曝気することで有害な濃度の硫化水素を除去する役割もあります。

古くは江戸時代に徳川将軍が、温泉を樽詰めにして江戸まで運ばせ入湯したと伝えられます。

湯畑の周りは瓦を敷きつめた歩道、石柵、白根山をかたどった「白根山ベンチ」など、

湯上がりの散策が楽しめる公園になっています。

湯畑全景

撮る

●撮影スポット情報●

草津温泉のメインスポット『湯畑』周辺は、夕方の日が沈む時間帯からライトアップされ、

日中の時間とは違ったブルーやグリーンのライティングがされた幻想的な風景に変わります。

今回、日の沈む夕方から夜にかけた時間帯に訪れました。

『湯畑』の周りの瓦で敷き詰められた歩道を一周して撮影ポイントを探してみてください。

夜間の撮影では三脚が必須になるので、きちんとカメラを固定して撮影しましょう。

ちなみにISO感度は1600〜3200に設定がおすすめです。

●撮影ワンポイントコラム●

『湯畑』のなかで、一番の撮影おすすめスポットは、

やはり湯桶から流れ落ちる湯滝の前でしょう。

大量に流れる水と滝壺を配置しながら構図を決めてみましょう。

先述したように、きちんとカメラを三脚に固定し、

露出の設定は絞りをF8を目安にISO感度は1600あたりに設定しましょう。

夜間の撮影はあまり高感度で撮影を行うとノイズが強くなるので注意してください。

またシャッタースピードも1秒より遅くすることによって、

さまざまな水流の表現ができるので数枚試して撮影してみてください。

●その他のおすすめスポット●

◆西の河原公園(さいのかわらこうえん)◆

湯畑からおよそ徒歩10分の場所に『西の河原公園』があります。

草津温泉の西側に位置することからこの名前がついたとされています。

付近一帯は上信越高原国立公園の特別地域に指定され、

河原のあちこちから毎分1,400リットルの温泉が湧き出し湯の川となって流れ出しています。

四季折々の景色が楽しめ散策コースになっていて、

夜には湯畑同様ライトアップも実施され、ロマンチックな夜の散策も楽しめます。

また園内には混浴の『西の河原露天風呂』もあり、

周辺の景色を見ながらゆっくりと温泉を楽しめるのでおすすめです。

●撮影ワンポイントコラム●

上記の写真はフォーカスの違う2枚の写真です。

1枚目の写真は手前の松をメインに、2枚目の写真は奥の流れる滝をメインにしたものになります。

フォーカス(ピント)を変えるだけで、趣きの違ったイメージの写真になります。

撮影を行う際、被写体を前後に奥行きを持った視点で観察すると、

また雰囲気の違う写真が撮影できるのでぜひ試してみてください。

食べる

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「本家ちちや」は、草津市内に3店舗を展開する温泉まんじゅう屋さんです。

その中でも湯畑の目の前に店舗を構える「本家ちちや湯畑店」では、

蒸したてのおまんじゅうを食べることができます。

定番の黒糖生地に粒あんを包んだ昔ながらの茶まんじゅうと、

白い皮にこしあんと栗あんを包んだ白まんじゅうの2種類が販売されています。

どちらの生地にも温泉のお湯が使われいて、温泉の水蒸気で蒸しあげています。

アクセス

【電車】
東京方面から JR上野駅から特急「草津」で「長野原草津口駅」まで約2時間半。JRバスに乗り「草津温泉」まで約30分。所要時間約3時間。

 

【車】
渋川伊香保経由 関越道 練馬ICから渋川伊香保ICまで行き、国道353号線から145号線を経由し、長野原(大津)方面へ。その後、国道292号線で「草津温泉」まで。所要時間約3時間半。
碓氷軽井沢経由 関越道 藤岡JCを経由し、上信越道 碓氷軽井沢ICまで行き、国道18号で中軽井沢まで。国道18号で中軽井沢まで。その後、国道146号線を経由し292号線で「草津温泉」へ。所要時間約3時間半