大分 竹田 岡城跡 okajyoato,taketa,oita

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岡城(おかじょう)は、豊後国直入郡竹田(現在の大分県竹田市大字竹田)にあった山城です。

城の形が牛の寝ている姿に似ていたことから「臥牛城(がぎゅうじょう)」とも呼ばれます

岡城は稲葉川と白滝川に挟まれ標高325mの天神山山頂を中心に高さ数10mの断崖上に築かれ

広さは実面積で100万㎡、東京ドーム(46.755㎡)の22個分にあたります。

川岸からそそり立つ姿はかつて「難攻不落」と言われた天然の要塞であったことを感じられます。

岡城のはじまりには諸説ありますが、鎌倉時代初期の文治元年(1185)、

大野郡緒方荘の武将緒方三郎惟栄(これよし)が源義経を迎え入れるために築城したと伝えられ、

建武元年(1334)、後醍醐天皇の命を受けた滋賀貞朝が城を拡張したと言われています。

現在残されている城郭は豊臣秀吉の九州平定後、

文禄3年(1594)にこの地に入った岡藩初代藩主中川秀成(なかがわひでしげ)が築城したもので、

本丸、二の丸、三の丸、西の丸などの主な曲輪(くるわ)から成っています。

本丸からくじゅう連山、近戸門からは阿蘇山と城下町を一望でき、

二の丸には「荒城の月」の作曲者である瀧廉太郎像(朝倉文夫作)があります

その後、趣味人であった第5代藩主中川久通は、

城の北側の絶壁に弦長約3mの三日月を彫らせ、月のない夜も明かりを灯し月見の宴を楽しみました。

また城内にはたくさんの桜の木があり、『日本さくら名所100選』にも選定されており、

毎年4月上旬には雅な大名行列が行き交う「岡城桜まつり」が開催されています。

撮る

●撮影スポット情報●

岡城跡は、桜と紅葉が美しい大分県を代表する観光地です。

春の桜のお花見の時期は観光客でいっぱいで、例年では3月下旬頃からになります。

春もおすすめですが今回訪れたのは、秋の11月下旬の紅葉の季節です。

城内のあちこちには真っ赤に染まったもみじやカエデ、黄色のイチョウがとても鮮やかでした。

夕方の時間帯ということもあり、夕日に染まる風景はとても趣があります。

また岡城は滝廉太郎の名曲「荒城の月」のモチーフになった城跡としても知られています。

そのまま日が暮れるのを待ち、月夜の風景を撮影するのもオススメです。

周辺の景色が赤く染まるころ、

本丸跡や二の丸跡から、九重連山や遠く阿蘇山を望む夕景を撮影することができます

●撮影ワンポイントコラム●

三の丸の高石垣を入れた構図で撮影した岡城の代名詞である「荒城の月」

月を撮影をするなら日の出のころか日没直後の薄明りがいいでしょう。

使用するのは100mm以上の望遠レンズがおすすめです。

今回のように月を周辺の風景の中のアクセントに点景として構図をするのもいいですね。

また縦位置と横位置でフレーミングを行うことで写真の雰囲気が変わります。

岡城 荒城の月

岡城 荒城の月

食べる

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豊後竹田駅の近くにある定食屋さん。

大分では唐揚げといえば中津が有名ですが、

ここは安くて美味しい地元で愛されている食堂です。 

アクセス

【電車】 大分駅からJR豊肥本線「豊後竹田」駅まで約1時間。その後タクシーで約5分。
【車】 大分自動車道 大分ICから国道442号、国道57号を経由し、竹田方面へ約1時間。

 

<基本情報>

入場時間 9:00~17:00(入場は16:30まで)
休業日 12/31~1/3日
入場料 大人 300円  中校生〜小学生150円
アクセス 豊後竹田駅より車で5分
所在地 大分県竹田市大字竹田2761