神奈川 湘南鎌倉 七里ガ浜 shichirigahama,kamakura,kanagawa

見る

知る

七里ヶ浜(しちりがはま)は、神奈川県鎌倉市南西部にある相模湾に面した2.9kmほどの浜で、

稲村ヶ崎と小動岬の間にある海岸です。

1996年、絶景が望めて夕日が美しい海岸として「日本の渚百選」にも選ばれています。

江の島をはじめ、富士山や三浦半島を一望できる絶景スポットで、

海岸周辺には海を望めるカフェやレストランも多くデートにもおすすめです。

また七里ヶ浜海岸付近は遊泳に適していないため、サーフィンのスポットとして有名な場所です。

地名の由来ですが「稲村ヶ崎と小動岬の間が7里ある(鎌倉時代、関東地方では1里=655m程度)

というのがこれまでの一般的な説でしたが、

この「関東里」でも、稲村ヶ崎と小動岬との間は7里ありません。

そこで近年「鶴岡八幡宮と腰越の間の距離であり、『浜七里』と呼んだ」という説が出されました。

これは密教の「七里結界」に基づくものだそうです。

「七里結界」とは、密教で魔障を入れないように、七里四方に境界を設けること。

つまり、鶴岡八幡宮から腰越の方向は「裏鬼門(南西)」にあたり、

7里の腰越までが『浜七里』と呼ぶということです。

また鶴岡八幡宮から横浜市栄区の方向「鬼門(北東)」には、

『野七里』という地名が現存しています。

・鶴岡八幡宮〜腰越の方向    →裏鬼門(南西)『浜七里』
・鶴岡八幡宮〜横浜市栄区の方向 →鬼門(北東) 『野七里』(現存する地名)

諸説ありますが、本来七里という実際の距離からではなく、

長く続く砂浜(道のり)」という意味合いで名付けられた可能性が高いようです。

撮る

●撮影スポット情報●

七里ヶ浜のおすすめ撮影スポットは、

国道134号線の「行合橋」交差点から5分ほど歩いたところに、

七里ヶ浜海岸駐車場」というパーキングエリアがあります。

ここからが江の島や三浦半島など一望できる絶景の場所です。

一年を通して違った景色を味わえ、特に夏の時期がおすすめの季節ですが、

海岸沿いということもあり、人や交通量も多いのでアクセスには注意が必要です。

冬でも気候的に暖かいので、済んだ空気の景色を撮影するのもいいですね。

おすすめの時間帯は早朝だと、江の島と富士山をバックに海岸を撮影することが可能です。

今回は夕方の日の入りの時間に訪れ、富士山を見ることができませんでしたが、

江の島をバックに黄金色に染まった海岸の景色を撮影することができました。

●撮影ワンポイントコラム●

◆夕景の撮影◆

黄金色や赤く染まる夕景は、1日の時間帯で締めくくりにふさわしい撮影です。

1日として同じ日の入りはなく、毎回違う表情を見せてくれます。

日の入りの撮影は日の出の撮影と同じく、

シャッターチャンスが数分から数十秒で刻々と変わってくるので気が抜けません。

太陽が沈み切るまで、緊張感を持ってシャッターを切りましょう。

事前に日の入りの少し前から、カメラボジションや構図を決めておくのがおすすめです

露出は-1ほどアンダー気味に設定して、シルエットを強調するといいですね。


◆太陽の撮影◆

太陽の撮影は風景のなかでもとてもインパクトのある被写体です。

日の出も日の入りも魅力的な美しさがあります。

太陽を撮影する際は望遠から超望遠レンズがおすすめです。

きっちりとカメラを三脚で固定して、

構図は太陽を取り巻く空や雲など組み合わせるとフレーミングしやすくなります。

ぜひ赤く染まったドラマチックな写真に挑戦してみてください。

食べる

関連ランキング:ハワイ料理 | 七里ケ浜駅稲村ケ崎駅

「七里ヶ浜海岸駐車場」にあるカフェ「Pacific DRIVE-IN」。

以前はファーストキッチンだったところですが、

ハワイのドライブインカフェをイメージしたお店に変わりました。

ランチハワイアンプレートやパンケーキなどおすすめです。

撮影の合間に温かいコーヒーでも飲みながら、日の入りを待ってみてもいいですね。

アクセス

【車】
東京方面から 横浜新道「戸塚」出口から、国道1号線・国道467号線を経由して国道134号線に出て左折し、約10分。
【電車】 JR横須賀線「鎌倉」駅から江ノ島電鉄に乗り換え。「七里ヶ浜」駅下車。徒歩5分。