栃木 日光 湯滝 yutaki,nikko,tochigi
湯滝(ゆたき、ゆだき)は、栃木県日光市奥日光地域の湯ノ湖から流れ落ちる滝です。
高さ70m、長さ110m、滝落差50m、幅25mあります。
華厳の滝、竜頭の滝と並んで「奥日光三名瀑」のひとつで、
霧降の滝・裏見の滝とあわせて「日光五名瀑」と称され、人気の観光スポットの1つになっています。
日本百名山のひとつである日光白根山の麓に位置する湯ノ湖の南岸から斜面を流れ落ちます。
湯ノ湖のほとりには日光湯元温泉がありますが、湯滝を流れ落ちるのは湯ではなく水です。
湯滝を流れ落ちた水は日本有数の高層湿原「戦場ヶ原」を流れる湯川となり、
竜頭の滝を下って中禅寺湖へ流入しています。
滝の斜面の岸壁は、湯川の流れをせき止めて湯ノ湖を形成した三岳の溶岩です。
滝の下段部は左右二股に分かれていて、滝の側面には遊歩道があり、
「落ち口」「側面」「滝つぼ」の三面から滝の姿を鑑賞することが可能です。
特に「滝つぼ」の観瀑台からは目の前に迫った滝を間近に見ることができます。
湯元温泉へ通じる道路からも近いことからハイシーズンにはたくさんの観光客が訪れます。
戦場ヶ原から北上するハイキングコースの途中にあり、バス停「湯滝入口」からも近いです。
●撮影スポット情報●
湯滝周辺は春には鮮やかなピンク色のツツジやシャクナゲなどの名所ですが、
赤や黄色に色ずく秋の紅葉の時期もおすすめで、例年では10月上旬から中旬が見頃になります。
今回私が訪れたのは11月上旬でしたので、残念ながら紅葉のピークも超えてました。
11月ともなると奥日光周辺はグッと気温も下がり、
撮影をした時は風も強く雪もちらついていたので、しっかりと防寒対策をして行きましょう。
一番の撮影スポットは、滝つぼ付近に「観瀑台」と呼ばれる場所が設置されていて、
下からの壮大で美しい滝の全体を撮影することできます。
また滝の脇には上部まで続く遊歩道があり、途中、滝の側面から流れを見ることができます。
さらに遊歩道を登り切ると展望スペースになっていて、
湯滝上部から流れ落ちる水の迫力に圧倒され、夕方になると遠く戦場ヶ原の湿原を望めます。
秘境感もあり滝ファンにはおすすめのスポットです。
●撮影ワンポイントコラム●
滝の撮影は流れ落ちる水の表現がポイントになります。
シャッタースピードを変えることによって、いろんな水の表情を写すことができます。
三脚をしっかりと立てて絞りを固定し、
シャッタースピードをゆっくり(4秒から1秒ほど)にしてみたり、
はやく(1/500秒から1/125秒ほど)してみたりと試してみてください。
思いもよらない写真が撮れるかも。
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湯滝のすぐそばにある「湯滝レストハウス」。
木造の懐かしい趣のある雰囲気です。
食事もリーズマブルで、夏の新緑の季節にはアイス、
冬の寒い季節はきのこ汁のつけそばがおすすめです。
【電車・バス】 |
浅草駅–(東武特急スペーシア)–「東武日光駅」約100分。 東京駅–(東北新幹線)–宇都宮駅–(JR日光線)–「日光駅」約110分。 JR・東武日光駅より湯元温泉行きバス乗車、約60分「湯滝入口」下車、徒歩5分。 |
【車】 | 東北自動車道 宇都宮I.Cより日光宇都宮道路に入り、約30分。 清滝I.Cからいろは坂を進み、戦場ヶ原を通って約30分。 関越自動車道 沼田I.Cより約90分 |